
掲載は『PEAKS』(2014年10月号)

書評を書いた。
『地図のない場所で眠りたい』(高野秀行×角幡唯介)
この2人の探検家の話は、やっぱり夢のような人生だ!!

雑誌に記事を書いた。
「氷点下40℃、カナダ中央平原を行く」。2つのメッセージを込めてみた。これから何かをはじめようとする人、挑戦したけど挫折してしまった人、大きなことを達成したけれどぜんぜん満足しない人、そんな人たちに何らかの励みになれたらいいな。中途半端なレベルを体験したくらいで自信をもってしまっているお山の大将、中途半端にコツコツ勉強したくらいで知ったかぶりになってしまっている自称・物識り、そんな井の中の蛙たちがムカッとしてくれたらおもしろいかな。いずれにしても賛否両論きっぱりとわかれれば、狙いはうまくいったと思う。詳細はこちら。
山と溪谷2014年2月号 | 山と溪谷社
このところフランス外人部隊の手記をよく読んでいる。
何の見返りも求めず、自らの意思でリスクの高い激戦地へ足を踏み込む。
多くの隊員は早死にする。あるいは戦闘で手足は粉々に吹っ飛ぶ。
無事生還しても、精神に障害を残す。
戦争の是非はともかく、シビアな世界に生きる彼らの「生きざま」から多くの刺激を受けている。
追求するとは、多くのリスクに背を向けないこと。
追求するとは、純粋に自分の納得のゆく道を歩むこと。
以下は、激戦地アフガニスタン入りを前にしたある隊員の手記。
〈私はこの命が尽きるまで戦い続ける。私が戦うことをやめたとき、それは私が私でなくなるとき〉

「CYCLE SPORTS」(八重洲出版、2008年12月号)に、「厳冬カナダ自転車旅」のタイトルで掲載。
自分の言いたいことが果たしてうまく伝わっただろうか。
自転車なんて漕げば進む。リスクも低い。
編集部よりのコメントは「過酷という言葉では語れないほどすさまじい旅」。
世の中もっとすごい世界たくさんあるのに。真摯に追求するアスリートに比べたら、自分のやっていることはしょせんその程度にすぎない。
ある意味で編集者の意図というよりも、昨今の保守的で主体性のない読者を反映してのコメントかな。。。