きのう読んだ本。 『アラスカ物語』 (新田次郎著) (いまさらやっと(笑)) 本の内容は、有名なので略。 まずは自分の話から。 30年以上前、夏のアラスカのユーコン河を1カ月かけてカヌーで旅をした。 楽しい日々だったけれど、物足りない日々だった。 最後にのこされた辺境の地というキャッチコピーで、それなりのドイツ人や日本人が訪れていた。 こんなの冒険でもなんでもないじゃん。 浮世離れした桃源郷を求めていたわけではなかったけれど、旅の思い出として残る場所ではなかった。 ところがこの『アラスカ物語』を読んで、夏のユーコン河の印象が一気に変わる。 明治時代の話だけれど、どんな場所にも歴史がある。そこには人の喜怒哀楽もある。 自分のなかでかつてつまらない場所だった夏のユーコン河が、この本によって急に意味の深い場所になった。 なんでもかんでも、すぐに消化しなくてもいいのかもしれない。いまわからなくても、やがてわかるときがくるのかもしれない。