昨夜、読んだ本。 『プリズン・ドクター』(岩井圭也著) (おおたわ史絵の『プリズン・ドクター』とはちゃうで) こちらは医療小説。 舞台は、刑務所における医療。 でも背骨の部分は、看守の爆走する正義感の恐ろしさ。 「悪の自覚がある人間は、自分の罪の重さを承知している。しかし正義に酔いしれた人間には、自分が犯した正義感さえ見えていない」(本文より) 自信満々にSNSで人を叩く、「自称・正義の人」がふっと頭に浮かんだ。