昨夜読み終えた本。 『完全なる白銀』(岩井圭也著) 冬のデナリの頂に女性登山家が向かうという山岳小説。 解説に栗秋正寿さん(1972年生まれ。1998年3月デナリ冬季単独第4登。冬のアラスカの山で過ごした日数846日。マジメだがお笑いキャラでもある)の名前を見て、直感的にビビっときた。 そして期待を裏切らなかった。 一気読みできるけれど、読み終えるのがもったいなくてわざと1週間かけて少しずつ読んだ。 登山行為そのものよりも、なぜこの山に向かうのかという心理描写とその背景がなによりもおもしろい。