先週、読んだ本。 『登山史の森へ』(遠藤甲太著) ほんとうに価値ある登攀や山行って、当事者が多くを語らなくとも、なぜかどこからともなく話題になる。 誰かがいろいろな資料や目撃者の証言と照合して真偽のほどをたしかめ、やがて活字として残される。 そんな山の記録発掘調査の一連の作業を綴ったのがこの本。 この作業は体系的な暗記よりも、先天的な嗅覚がものをいうのではないか。 見えているものだけがすべてではない。 書きたいこといろいろあるけれど、諸事情あってここまで。