きのうの「雪山登山、30年間をふり返って」のトークイベントに来てくれたみなさん、ありがとうございました。
遠路はるばる関西方面からも静岡方面からも新幹線や高速バスでわざわざ。
お土産物や差し入れ、海の冒険家の手作り餃子やカルボラーナ、ガンジー・シスターズの教祖の手作りダル(豆)・カリー、そして大好きな図書券まで。
タイトルの雪山登山の30年はさしてふり返ることもなく、そのまま懇親会のようなものに入ってしまったけど、みなさんそれぞれお楽しんでもらえたとおもう。
人に背を向けることが出発点になっている自分の行動や考え方になぜか人が集まるというのは、すごく矛盾しているようにも思われるかもしれないけど現実はいつも矛盾だらけのなかにあるものだ。
理屈なんかよりも目の前のことを楽しめればそれでいい。
イベントに来てくれる人たちがどんな人たちなのかは、あいかわらず一貫性がなくて掴めない。
たぶん自分の興味の幅がそのまま反映しているのだろう。
ボクシングでチャンピョンになりたいとかラグビーで優勝したいというのはわかる。
ボクシング協会とかラグビー協会とかでやたら高い地位に執着するというのはあまりよくわからない。
でも登山界でも冒険界でも、実力も実績もしょぼいのに権力志向の強い人はいる。
そういうのがウザいから組織的なところとはなるべく距離を置くようにしている。
自分はいったい何をやるためにこの人たちと関わりをもっているのだろうか。
たまにそう考えてみたい。
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『怖い人 平凡な人ほど他人を蹴落とし、のし上がる』(片田珠美著)を読んでそんなことを思った。
「実力のない凡人が自己保身のために他人を蹴落とすことはよくある」