「CYCLE SPORTS」(八重洲出版、2008年12月号)に、「厳冬カナダ自転車旅」のタイトルで掲載。
自分の言いたいことが果たしてうまく伝わっただろうか。
自転車なんて漕げば進む。リスクも低い。
編集部よりのコメントは「過酷という言葉では語れないほどすさまじい旅」。
世の中もっとすごい世界たくさんあるのに。真摯に追求するアスリートに比べたら、自分のやっていることはしょせんその程度にすぎない。
ある意味で編集者の意図というよりも、昨今の保守的で主体性のない読者を反映してのコメントかな。。。
凍傷の足の指3本はすでに手遅れだった。。。
真っ黒に変色して、爪は剥がれ、腐った部分は欠落し、自分の足じゃないみたい。
近日中に入院、手術。
不幸中の幸いは、知人の編集者やクライマーが迅速に対応して、凍傷の専門医を探し出してくれたこと。
昨冬に患った凍傷の具合が芳しくない。
年明けの富士山では、数時間の突風にさらしただけで頬と鼻がうす茶色に変色。
この調子でさらに寒いところへ行って、勝算があるとは思えない。
でも行かねば。求めているのは「成果」じゃない。
「自分の可能性を限界まで出し尽くすこと」だ。
そして自分は「まだ何も成し遂げていない」という焦燥感が行動の支えになっている。