2015.12.13 19:19 [
山 戯言 津軽]

3年前から取り組んでいる厳冬の津軽の山旅の記録を整理してみた。
7回トライして全滅だった。
何度トライしてもできないと嫌になって投げ出してしまうものがある。
いっぽうで何度トライしてもできないからこそぎゃくにのめりこんでしまうものがある。
すくなくとも今の自分にとっての厳冬の津軽は後者。
両者のちがいに難しい説明はいらない。
きっと自分とその対象との相性につきるのだろう。
ただやりたいからそれをやる。

今冬の津軽の山旅をふり返って、こんなことを思った。
「爆弾低気圧が直撃する時期に津軽の山を狙う」というこの冬のテーマの結果は、2勝3敗。
2回は厳冬の津軽の山頂に立つことができた。
でも、どうも納得がいかない。
入山したときこそ山も里も荒れ狂っていたけれど、稜線では低気圧が去りはじめるタイミングでもあった。
もしかしたらかなりズルしてないか。
易きに流されはじめていないか。
やはり狙うからには「爆弾低気圧が山頂付近を直撃する時期」だろう。
だから今冬の津軽で山頂に立ったというのは、なかったことにしてもいいんじゃないのかと思う。
(つまり来冬に、ふたたびトライする)
なんてことをいま思ってみた。