話が噛み合わない人って、たいてい解答がすでに用意されている(難しくてもゴールが見える)課題に興味を持つ人かもしれない。
だから自分の場合、グレードが体系化されたフリークライミングにもボルダリングにもあまり興味がわかない。
山岳部の人とはまず話が合わない(ほんの極一部は合う)けれど、探検部の人の話を聞いているとしばしばなるほどってうなずく。
本はわりと好きだけれど、膨大な暗記をして体系的に理解してゆく一般的な勉強もどうでもいいとおもってしまう。
解答がわからない(ゴールすら見えてない)課題と格闘すること自体が楽しいのかもしれない。
たまにいったいなんでこんなことやってるんだろうって自身に問ながら前へ前へみたいなのは好きだ。
2月19日(金)のオンライン・トーク「焚き火のある冒険塾・山旅に持っていきたい本」、一部これで聞くことができる。
ブルーモーメント。
日が昇る直前と日が沈んだすぐあとのわずかな時間にやってくる、周囲が青い光に照らされて見える現象。
冬の晴天率のきわめて低い津軽の山で、まさか見られるとは思わなかった。
一旦街まで下山して、急遽また登山口行きバスに飛び乗って、暗いうちから歩きはじめただけの甲斐があった。

KODAK Digital Still Camera
無風快晴の日の津軽。
暗いうちから歩きはじめる。
森林限界を越えると雪は適度な堅さでアイゼンがよく効く。
ひたすらノンストップ。
夏よりも速いペースですすみ、日の出よりもだいぶはやい時間に頂きに立った。
数日間ずっと格闘したラッセル、ホワイトアウト、突風、低温が嘘のようだ。
やっぱり山はいい。
山麓の落ち着きもいいけど、たまには解放感のある稜線もいい。
猛吹雪のホワイトアウトの日もいいけど、たまには展望のひらけた晴天の日もいい。