きのうのトークのようなものでは、今冬の北東北の山旅の話をした。
おもに3月の雪崩に流されたときのこと。
*
正しい判断なんていつだって行動しない人の机上の空論に過ぎない。
あるいはやる気のない輩の口実だったりする。
バカのひとつ覚えのごとく正しい判断ばかり求めるならば、山なんか一生行かずに机上講習にでもかじりついていたほうがいい。
そんなこと言いたかったけれど、うまく伝わったかなぁ。
トークイベントのようなもののお知らせ。
●タイトル
厳冬・北東北の山旅
●日時
6月30日金曜日19時から20時(トークのあとは懇親会のようなもの)
●場所
お店のようなもの
神奈川県横浜市南区中村町3丁目197番地
http://omise.nojukuyaro.net/?cat=5
●参加費
500円
●予約
不要
●詳細
http://omise.nojukuyaro.net/
(追って更新)
●トーク内容
今冬もダメだった。津軽の山へ、奥羽山脈の山へ、何度も足を運んだけれど、当初計画したことはなにひとつできなかった。雪崩に流されたり、身体の故障が酷くなったり。すべてがうまくいかなかった。それでも北東北の山には、麓をふくめると40日間ちかく滞在した。ダメだったけれど、北東北の自然の本質に迫ることはできたようだ。いつものことだけれど、中途ハンパに勉強していたり中途ハンパな体験しかしていない人は、来てもしょうがねよ(笑)
●プロフィール
田中幹也(たなか・かんや)
1965年生まれ。10代よりクライミングを始める。1983年神奈川県岩登り競技会2位。1985年から90年にかけてグランドジョラス北壁、谷川岳一ノ倉沢、黒部・奥鐘山西壁などの岩壁を200ルート登攀。冬季初登10ルート。より困難なアルパインクライミングをめざすも才能が全くないことを悟り断念。以後、水平方向の冒険に転向。1995年より20年間(19冬)にわたり厳冬カナダの山脈や平原を山スキー、徒歩、自転車で合計2万2,000km踏破。2013年、第18回植村直己冒険賞受賞。共著に『山と私の対話』(みすず書房)、共編著に『目で見る日本登山史』(山と渓谷社)など。登攀クラブ蒼氷ОB。
ホームページ
●その他
7月10日(月)のクライミングジム・ジャムセッション三鷹にくらべると、場所は超狭くてアクセスは不便(笑)
先日の雪崩の顛末記、さめないうちに書いてみた。
雪崩に流されてからはや4週間になるけれど、書いたのは2週間ほど前だよ。
こういう時期というかタイミングにどうかとの意見もあるかもね。
でも登山も冒険も何時だって誰だって大なり小なりリスクを渡っているもの。
夏山の一般登山道だって、事故るときは事故る死ぬときは死ぬ。
たまたま自分や自分の身近で事故が起きないから自覚がうすいだけ。
そんなにリスクが嫌なら登山や冒険などとっととやめちまえ!このマニュアル・バカども!!、とまでは表現してないけど。
まあそんな意味もあって書いてみた。
2017.4.13 10:52 [
山 戯言 津軽]
冬の終りの津軽の山に行ってきた。
3月中旬の雪崩の後遺症が残っていること、ヒザや腰など体調面が非常によくないこと。
結果的に当初の予定の10分の1くらいの結果となった。
それでもなんだかんだで行ってよかった。
そこに行かないと感じられない空気、そこに行かないと見られない光景、たくさん出会えたから。