掲載は『PEAKS』(2014年10月号)
滝のセルフタイマー撮影に挑戦!!
冷たい水しぶきを浴びながらの沢登り、気分は夏休みのプールなのだ。そう期待したけれど、沢も暑かった。暑かった理由のひとつに沢の地形が関係していたようだ。深い峡谷が屈曲しているところだっため、風通しがものすごくわるい。森のなか特有の涼しげな風が味わえないどころか、都心のビル街で感じるねっとりとまとわりつくような重い空気が支配していた。 暑さのために滝のまわりは草ボーボー。滝の登りでも、岩を攀っているんだか、垂直の草と泥と格闘しているんだか。滝を登りきったときには、全身汗だく、全身泥んこ、全身傷だらけ。とにかくバテバテ。迷彩服のヘルメットに銃をかついでいたら、レンジャー部隊の訓練である。快適さからはほど遠い。沢だから涼しいとはかぎらない、とはじっさいに行ってみてわかったこと。 まあ、たまにはこんな日もあるのかな。暑さや湿度をあえて追求する冒険というのもひとつのテーマになりそうだとも思った。猛暑の日を狙って、熱がこもりそうな地形を調べて、低山をめざす。クソ暑い沢のなかでそんなことを思った。
ノンフィクション作家Kさんとオイラと深夜の怪しげな対談をやったよ!! http://blog.goo.ne.jp/bazoooka http://weblog.nojukuyaro.net/2014/07/post_507.html
執筆者はアトドアライターの坪井伸吾さん。 艱難辛苦の末に脱稿したとのこと。 お疲れさまでした!!
書評を書いた。 『地図のない場所で眠りたい』(高野秀行×角幡唯介) この2人の探検家の話は、やっぱり夢のような人生だ!!