昨夜読んだ本。 『人生上等! 未来なら変えられる』(北尾トロ著) ヤンキー→女暴走族リーダー→ヤクの売人→2度の刑務所→起業して女社長。 刑務所に求人を出し出所者を雇用。 反社で活動から一転して社会で活動というサクセスストーリー。 ジェットコースターのような人生にも見えるけれど、ニンゲンそのものは一貫しているように見える。 暴走族とはいえひとつの組織であり集団行動。そしてエネルギーの塊。 リーダーともなれば人をまとめて動かすという才覚が求められる。 良いか悪いかを差し引けば、社会そのもの組織そのもの。 ヤクの売人はもちろん悪いことどころか犯罪だけれど、人脈を築き良い商品を仕入れてより多く売れるのは営業力。 反社でないふつうの会社だって、陰ではいかにして顧客を騙すかなんて堂々といっている。 くどいようだけれど良いか悪いかを差し引けば、それなりの実行力だ。 反社が社会に迷惑なのはまぎれもない事実だし撲滅すべきだけれど。 社会で活動するのと反社で活動するのとが紙一重に思えてくる。 目的が何であれ、自分をだいじにしてくれて(だいじにしてくれるように見えて)、面倒見の良い(良く見える)人に人は集まってくる。