昨夜読んだ本。 『人はどう死ぬのか』(久坂部羊著) 数々の人たちの最期を見届けてきた医師が綴ったもの。 死ぬかと思ったという体験は何度でもできるけれど死際というのは一度しか体験できない。 死際こそ、たくさんの気づきがあるのではないか。 その人の初見における度胸が試されるのかもしれない。 自分は天才などともてはやされたけれどただ他人より多く練習しただけで特別なニンゲンではなかった、などあらゆる現実との対峙。 死際こそ人生の集大成かもしれない。 苦しみたくないと思っている人ほど苦しむ。