『八甲田山死の彷徨』についておもう。 ガチガチなくせにいざとなると使い物にならない(判断を誤る)上官のおかげで、無駄死を強いられたといえなくもない。 上官とは現場にはいなかったけれど直属の上司もふくめて。 このはなしは、冬の八甲田山という場所にもかぎらないし軍隊という組織にもかぎらない。そして明治という時代にもかぎらない。 もしかしたらいまもどこかでおなじことが起きているかもしれない。