このところフランス外人部隊の手記をよく読んでいる。 何の見返りも求めず、自らの意思でリスクの高い激戦地へ足を踏み込む。 多くの隊員は早死にする。あるいは戦闘で手足は粉々に吹っ飛ぶ。 無事生還しても、精神に障害を残す。 戦争の是非はともかく、シビアな世界に生きる彼らの「生きざま」から多くの刺激を受けている。 追求するとは、多くのリスクに背を向けないこと。 追求するとは、純粋に自分の納得のゆく道を歩むこと。 以下は、激戦地アフガニスタン入りを前にしたある隊員の手記。 〈私はこの命が尽きるまで戦い続ける。私が戦うことをやめたとき、それは私が私でなくなるとき〉