死のリスクがないものは冒険ではないだろう。 死のリスクと対峙するからこそ、「自分はいま、たしかに生きている」という手応えを実感する。 そして生はよりいっそう輝く。 でもやはりリスクと真摯に対峙する人といえども、あまりはやく逝ってほしくないものだ。 * 昨夜1年ぶりに『アルピニズムと死』(山野井泰史著)を再読して、あらためてそうおもった。