きのう読んだ本。 『江田島海軍兵学校』(徳川宗英著) 海軍兵学校とは士官を養成する学校で、東大並みの難関校であった。イギリスのダートマス、アメリカのアナポリスと並ぶ世界三大兵学校と称された――なんて薀蓄はオイラにとってどうでもええ。 もっとも印象に残ったのは、兵学校出身者の戦死率。 たとえば昭和14年から16年までの卒業生は、いずれの期も6割以上が戦死している。 「残ったのはクズばかり、死んだ奴らのほうが優秀」 これって山とか冒険の世界でもよくいわれる。 ホンマモンの天才やったら生と死とのギリギリまで行って、なおかつ成果を出して生還する。 でも「リスクとまともに対峙」すれば、たいていの人は即あの世行きというのが現状や。 もちろん死んだから偉いっていっとるわけじゃないよ。 なんだかんだいうても、生きていてナンボやからな。 でもやっぱり「残ったのはクズばかり、死んだ奴らのほうが優秀」というのは頭の片隅にでも置いておきたいね。 そうしねえととんでもなく勘違いしたクソオヤジへと墜ちてゆくだけだぜ。 あっ、また本の内容から脱線しちゃったかな。でもそれがこの本を読んであらためて思ったことだよ!!