2016.3.27 08:48 [
冒険 山 戯言]
登山も冒険も旅も、もっと自由にやればいいのになぁ。
このところよくそんなふうに思う。
たとえばだけど、いざというときの後ろ盾となる無線機やら衛星携帯やらGPSやらを持って行くことが、フェアであるとかフェアでないとか。
サポートやデポは、良いだのわるいだの。
あれダメこれダメこれもダメ、、、
自由を求めて登山や冒険や旅に出かけているはずが、これじゃあはっきりいって本末転倒だね。
ちなみに自分の場合、国内においてはスマホは持って行く。
理由は、ネット依存症だからだ(笑)
それと無線機やGPSは持って行かない。
理由は、なんとなくうざったいから。
持っていきたければ持っていけばいい。要らないとおもえば置いていけばいい。
堅苦しい理屈なんかよりも感覚的にきめている。
冒険論云々はもちろんたいせつだけど、自分がやりたいテーマを自分の好きなスタイルでやることのほうがもっとたいせつなんじゃないのかな。
規制というのはやはりわずらわしい、純粋に山や自然と対峙したい。
2016.3.12 10:41 [
冒険 山 津軽]



津軽の山の頂に、4日間で2つ立ってきた。
(冬の時季はあれだけ時間費やしながらほぼ毎回敗退)
もうかんぜんに春の雪質。
厳冬のうんざりするようなラッセルもいまはない。
後半はホワイトアウトで視界こそなかったけれど、雪質の良さのおかげで夏よりも遥かに速いスピードで走るように登って降りてくることができた。
今回は絶妙のタイミングに行ったこともあるけど、冬のあいだあれだけ苦しめられた息もできないほどの烈風もなかった。
コンディションがよかったというよりも、厳しい冬の時季はもう終わったというかんじだな。
何事もスムーズに進みすぎるとあっけない。
やった気がしないとも、味気ないともいえる。
厳冬の津軽に通いつめているうちに、あの独特の重苦しい冬の空気がスパイスのような効き目にすら感じるようになってしまったみたいだ。
平和すぎる街に降りてきて、はやくも手応えのあるつぎなる計画を模索しはじめている。
厳冬の津軽通いは、もうしばらくはつづきそうだ。

昨年末の谷口けいちゃんの事故現場に行ってきた。
冬の時季は連日の風雪に見舞われるといわれる大雪山系も、この日は不思議なほどコンディションがよくて春のようなポカポカ陽気だった。
すごくいい山だった。
2015.12.13 19:19 [
山 戯言 津軽]

3年前から取り組んでいる厳冬の津軽の山旅の記録を整理してみた。
7回トライして全滅だった。
何度トライしてもできないと嫌になって投げ出してしまうものがある。
いっぽうで何度トライしてもできないからこそぎゃくにのめりこんでしまうものがある。
すくなくとも今の自分にとっての厳冬の津軽は後者。
両者のちがいに難しい説明はいらない。
きっと自分とその対象との相性につきるのだろう。
ただやりたいからそれをやる。