やっぱり山はいい。
山麓の落ち着きもいいけど、たまには解放感のある稜線もいい。
猛吹雪のホワイトアウトの日もいいけど、たまには展望のひらけた晴天の日もいい。
いいと感じるものはいいわけで、必要以上に頭のなかで限定したり制約したりすることもない。
朝の上越。
束の間の疑似晴天。
雪煙のなか目が開けられず、あてずっぽうでシャッターを押す。
未明よりノンストップでラッセルして、写真何枚か撮ってノンストップで下る。
下降中に穴に落ちて左太ももを捻るも、ふたたびノンストップで下る。
安全圏についたら低気圧の通過により風雪となる。
がむしゃらに行動して、ひさびさに無の境地になれたか、な、、(笑)
暖かくなったらやろうって、たいていやらない。
だって暖かくなったらこんどは花粉の季節。そして梅雨、猛暑、、
厳しいなかを歯をくいしばって前にすすむのは、意志の強さが必要だ。
でも困難からいつも逃げて妥協する意志の弱い人のほうが、ときにまわりは楽だったりする。
1月29日(金)に出演したオンライン・トーク「たき火のある冒険塾・CONCENTRATION」、一部これで聞くことができる。

KODAK Digital Still Camera
年末年始の上越の雪山。
雨のち豪雪。
余裕がなくて行動中の写真はない。