暖かくなったらやろうって、たいていやらない。
だって暖かくなったらこんどは花粉の季節。そして梅雨、猛暑、、
厳しいなかを歯をくいしばって前にすすむのは、意志の強さが必要だ。
でも困難からいつも逃げて妥協する意志の弱い人のほうが、ときにまわりは楽だったりする。
1月29日(金)に出演したオンライン・トーク「たき火のある冒険塾・CONCENTRATION」、一部これで聞くことができる。
人間相手の仕事をしている人たちって、たしかに不特定多数の人たちの関心をひいたりすることに長けている。
一方でそういう人たちって模範解答が求められていないような場面では、しばしば的はずれなコメントをしたりもする。
もちろん人間なんだから、得手不得手は致し方ない。
ただ人間相手の仕事に携わるならば、せめて自身の得手不得手くらいは自覚してほしい。
KODAK Digital Still Camera
年末年始の上越の雪山。
雨のち豪雪。
余裕がなくて行動中の写真はない。
『山歩みち』から取材を受けた。
主に山の初心者・初級者たちを対象にしたフリーペーパー。
自分がやっていることは吹雪の津軽とか厳冬カナダの山旅とかで、読者どころか大半の山屋と山の話をしたところでまず噛み合わない。
読者にとって何か参考になるのか。
初心者・初級者だからこそ可能性があったりする。
知識も経験もないゆえに枷(かせ)もまたないのだろう。
自身をふり返ってみても知識も経験もなかったころのほうが、根拠もなく自分にはできるとおもっていたし、だからこそ実行にも移せた。
なによりもかけだしのころのほうが、世界はひろかったような気がする。