トークイベントのお知らせ。
先日ヒマラヤで初登攀した大石明弘さんと1日1アルプス走る望月将悟さんと。
国分寺(2025年2月15日)でトークイベントのお知らせ。
昨夜読んだ本。
『君はなぜ北極を歩かないのか』(荻田泰永著)
(一気読み)
・2019年4月7日~5月5日(29日間)
カナダ北極圏をスキーにソリを引いて600km踏破。
極地冒険家の著者と同行カメラマンをのぞく12人の参加メンバーの平均年齢23歳。
参加メンバーは、テント泊やスキーなどアウトドア経験ほとんどなし。
著名な高峰登山のように強靭な体力と明晰な頭脳とホスピタリティあふれるガイドやシェルパといった「アウトドア介護士」はいない。
自分のテントも日数分の食糧もぜんぶ自分らで運ぶ。
なぜ未経験者(著者とカメラマンをのぞく)が、厳しい行程を完遂したのか。
12名の参加メンバーに焦点をしぼって考えてみた。
まずカナダ北部の自然条件は特殊だ。日本で似たところはない。
たとえば厳冬の八甲田山で100日間過ごしたところで、その経験はカナダ北部ではほとんど役に立たない。
日本の冬山の経験が役に立たないというのは、自身がはじめて厳冬カナダ北部を旅したときに痛感した。
日本の冬山とカナダ北部では自然条件の厳しさのベクトルがちがう。
(冬のカナダ・ロッキー山脈とカナダ北部とでもまた異なる)
現地のことは現地ですこしずつ習得するのがいちばんの近道。
この本の遠征は、ぶっつけ本番ではない。
はじめに冬の北海道で実技。つぎに彼の地に飛んでから出発前にプチ遠征、と着実にステップを踏む。
何度もレクチャーをくり返す。20年間極地に通いつづけた著者の経験を伝授する。
さて参加メンバーの未経験さも追い風になったのではないか。
たしかに経験はリスクを軽減し進歩発展の土台となる。いっぽうで経験はときにムダなプライドを生み、新しい技術や知識を受け入れることを妨げる。
この遠征では未経験というハンディを、実践で使える技術や知識を積極的に吸収する、という有利な方向に転化させたのではないか。
その結果、参加メンバー全員が「一つのゴールとは、一つの喪失でもある」(本文より)という言葉に到達した。
昨夜読んだ本。
『山岳王 望月将悟』(松田珠子著)
皮肉なことだけれど、青春をかけて山一筋に取り組んできた山屋よりも登山以外のスポーツに入れこんでから登山の世界に移行してきた人のほうが、登山の世界において突出した記録を打ち立てていたりする。
望月将悟も山屋出身ではなくランナー出身である。
過酷な山岳レースにおいて、なぜ山屋の出番がなくなってしまったのだろうかと考えることによって、山屋の欠点が見えてくるかもしれない。
登山における標準タイムや標準装備という既成概念をひとつずつとってみても、個人の進歩のうえで大きな妨げになっていないだろうか。
「タイムなんてあとからついてくるものだから、どうでもいいと思っています」(本文より)
30年ぶりか40年ぶりかで来た。
若いころロープなしで登っていた自分が信じられない。
2年ぶりに腰のレントゲン。
前回は腰の捻挫。
で、今回は腰椎側弯症。
ブロック注射は効かない。
手術するレベルではない。
しばらく安静しかない。