田中幹也語録
以下の文は、思いつくままに日記に綴った文章の一部を抜粋したもの。
正しいと言い切る自信はないけれど、自分の経験や出会った人たちを見て感じたこと。
矛盾しているものもあるが、矛盾だらけなのが現実だ。
これらの文章が新たなる展望を開くきっかけになればと思う。。。
2002年→/
2003年→/
2005年→/
2006年→/
2007年→/
2008年→/
2009年→/
2010年→
2002年
〈才能と努力〉
- 長い時間をかけて地道に努力すれば、誰にでもできてしまうことを成し遂げたところで、はたして価値があるのだろうか。
- 才能がない分野は努力しても、時間とエネルギーの無駄のような気がする。
- 才能(適性)がない基準とは
- 主体性がない
- 壁にぶち当たるとすぐにやめてしまう
- 自分なりに精一杯やった、という時点で満足してしまう
- 完璧に準備しなければスタートできない
- 適性とは純粋に好きなこと
- 努力によって得られた自信はほんの一瞬のアクシデントで崩れてしまう可能性がある。才能によって得られる自信は一度の失敗で地に墜ちるケースは少ない。
- 歩きつづけていればよほど鈍感な者でないかぎり、努力して到達できるものと、あらゆるエネルギーを費やしても実現できないものと、二つの領域があるという現実の壁に突き当たる。ただ、この二つの領域の境界線がどこにあるか見極めるためには、やはり歩きつづけなければ見えてこないのだと思う。
〈自信〉
- ひとつの自信を手にした瞬間を境に、以前にも増して上昇する人と堕落する人がいる。
- 自信とは実績による裏づけだろうか、それとも単なる思いこみにすぎないのだろうか。
- 自信や誇りを持ってしまったら、それ以上の進歩がなくなってしまう。
〈可能性〉
- 人の可能性は、20代までに何を経験したかで、決まってしまうのではないだろうか。
- 基盤がしっかりできてない人は、どんなに努力を積み重ねても成果は少ない。
- できる人は周囲から励まされようが批判されようが成功する。ダメな人はどんなに周囲が暖かく見守って手助けしても失敗に終わる。さらにダメな人は叩かれると、すぐにつぶれる。
- 根性、やる気と目をつりあげている人ほど、ちいさな壁で挫折する。
- 地に足がついてしまったら、大きな感動は起きなくなる。
〈成功のためには〉
- より大きな犠牲を防ぐためには、ささいな矛盾には目をつぶらざるをえない時もある。
- 何かをなしとげるためには、他のことを思いきって捨てなければならない。
〈長生きする意味〉
- 死んでしまったら終りだと言うが、人生の目的がただ歳を取りつつ死を待ちつづけているだけならば、それもまたおしまいではないだろうか。
- 生きる意欲も死ぬ勇気もなく、ただ追われるままに流されながら年老いてゆく人たちにとって、人生の中身がうすいからこそ、いかに長く生きたかが重要になってくるように思う。
- 人は生き物としての寿命を終える前に、精神が死ぬ。多くの人は「終わっている」とは言わず、「地に足がついている」と詭弁する。
〈チャンス〉
- チャンスが一度きりということもないが、そう多くもない。
- すべての条件がそろうのを待っていたら、いつまで経ってもはじめることはできない。
- 失敗しないための最良の方法は、何もしないこと。
- 過去の失敗を嘆いていると、新しくやってくるであろう機会を逃してしまう。成功もまた同じこと。過去の栄光だ、とふんぞりかえっているうちに、次の機会を逃してしまうだろう。
〈観光地〉
- ガイドブックで「最後に残された秘境」と紹介されているところは、すでに観光地になっているケースがほとんど。
- 優秀なカメラマンとコピーライター、鵜呑みにする消費者+交通機関と宿泊施設が確保されれば、観光地なんてたやすくできるのではないだろうか。
〈積極性〉
- 積極的になれるのはポジティブだからだろうか、それとも現実を見ていないのだろうか。
〈知識〉
- 知識とは行動範囲を広げるもの、それとも可能性を狭めるもの?
〈マニュアル〉
- マニュアルを忠実に暗記したところで、判断能力がなければ生かすことはできない。
- マニュアルや先人の考えに忠実に生きている人は、生きる意欲を喪失しているように思う。
- 才能のある人はマニュアルを無視しても成功する。才能のない人はマニュアルを無視すると成功しない。熟読しても成功するケースは希。結局、マニュアルとは才能のない人に夢を与えるもの?
2003年
〈目標〉
- 自分にとって最終目標はない。目標が達成したら、次を求める。自分の可能性 を広げ、少しずつでも前に進むのが、目標である。
〈好きなこと〉
- 好きなことは望むレベルが高いので、なかなか自信が得られない。
- 好きなことはたいてい「もしかしたら本当は向かないのでは」という壁にぶつ かる。好きでなければ、その段階に辿りつく前にやめてしまう。
〈自信〉
- やればやるほど自信をなくす。追求すればするほど壁は高くなるのだから。
- 自信満々の人ほど実力が伴わない。
〈感動〉
- あらかじめできると分かりきっていることをしたところで、感動はないだろう。
- 実力があればあるほど感動はうすれてゆく。
〈大変さ〉
- 実力がなければないほど大変に感じる。
- 越える「壁の高さ」よりも、越える「人の実力」によって、大変さは変わる。
〈挫折〉
- 挫折しないのは物事に動じない冷静さを持っているからだろうか。それとも大 切なものを持っていないために結果的に挫折しないのだろうか。
〈進歩〉
- 成功して余韻にしがみつくと、そこで進歩は止まる。
- 進歩とは経験の積み重ねだろうか、それとも経験からの解放だろうか。
〈将来〉
- 将来に対する不安がなくなったら、今現在において努力しなくなる。
- 将来を考えたところで、無駄なエネルギーを使う割り良い結果は出ない。
〈緻密な準備〉
- 緻密に計算してゆくと、たいていのことはできなくなる。
〈思い込み〉
- 人間死ぬ気になってやればたいていのことはできる、と言っている人は、やれば誰でもできる程度のやさしいことしかやっていない。
- 能力のない人が壁に当たることなく人生を送ると、とんでもない思い込み人間になる。能力のない人が壁を越えると、さらに激しい思い込み人間になる
〈努力〉
- 失敗した人ほど、努力の足跡を強調する。成功した人ほど、努力の足跡を消す。
- 無能な人ほど努力という言葉および行為に酔ってしまい、よい結果を出せない。
- ちいさなコミュニティほど、そして地方へ行くほど、成果よりも努力を評価する。
- 才能のない人ほど、結果よりも努力を評価する。
- 単調な努力を続けても、疲労が貯まるわりには成果が少ない。
〈教える〉
- 実力のない人ほど、教えたがる。
- 教えないと動き出さない人は、教えても結局できない。教え方が悪い、と相手に責任転換する人は、結局何をやってもできない。
〈直感〉
〈実行力〉
〈事実〉
- 事実よりも作り話の方がリアリティのあることが多い。
〈動揺〉
- 動揺しないのは精神的に安定しているからだろうか、それとも終わっているからだろうか。
〈可能性〉
- いかなるテーマも諦めてしまったら、そこで終わってしまう。
- 人の可能性は、20代までに何を経験したかによって、およそ決まってしまうのではないだろうか。
〈成功〉
- 過去の成功にしがみつくようになった時点で、堕落がはじまる。
- 一つのテーマが成功しても、次の段階で生かすことができなければ、成功とは呼べないだろう。
- 成功は薬みたいなもので、使い方を誤ると結果的に致命的な敗北をもたらす。
2005年
〈武勇伝〉
- 現役時代にさえなかった人ほど、引退してから武勇伝を語る。
- 武勇伝とは、失敗談を成功談に変えてしまう特殊なジャンルの文学である。
〈評価〉
- 評価を得る方法は二つ。世界のトップレベルに到達して賞賛を得るか、自分より弱い人間を相手に大ボラを吹くかである。
- 能力のない人ほど他者からの評価を求める。さらに能力のない人は、さらに能力のない人からの評価を求める。
- 自分を評価してくれるのは、内輪の数人か社交辞令かのどちらかである。
〈自慢話〉
- 才能にめぐまれない人ほど自慢話をする。
- 友人にめぐまれない人ほど自慢話をする。
- 他人の自慢話を鵜呑みにする人は、さらに下らない自慢話をしている。
〈自分の位置〉
- 自分がトップにいると感じることは、まだその半分以下のところにいる。
- 自分がラストにいると感じることは、あきらかにラストにいる。
- 自分が中間にいると感じることは、たいていグループからはじかれている。
〈知識〉
- 少し知識があると、部外者のように的確な判断ができなくなる。
- 深い知識があると、視野が狭くなり客観的な判断ができなくなる。
〈年収一千万〉
- 年収一千万にこだわる人は、努力してもそれ以上の年収が望めない。
〈強烈な印象〉
- うまくいったときの経験が強烈な印象として残っている人は、たいてい成功体験に乏しい。
- 成功体験が強烈に頭に残っていると、次からは失敗する。
〈努力〉
〈課題〉
- 「課題はすでになくなった」と言っている人は、たいてい終わっている。
〈自信を得る〉
- 自信を得るもっとも容易な方法は、過去にしがみついて新たなる挑戦はやめること。
〈厳しい体験〉
- 厳しい体験は、思い出という増幅装置によって事実が歪曲される。一年後には誇張され、数年後には事実とかけ離れたフィクションができあがる。
〈インターネットに流れる情報〉
- インターネットに流れる情報は、たいてい主観が多すぎて使い物にならない。
〈マニュアル〉
- 才能がない人はマニュアルどおりにいかないと不安になる。
- マニュアルとはマニュアル・レベル止まりの人たちのためのカンニング・ペーパーにすぎない。
〈復習〉
- 今までやってきたことをくり返しているうちは、何も学んでいない。
- 習ったことを反復練習しているうちは、何も上達していない。
〈成功と失敗〉
- 成功したということは対象がやさしかったから。失敗したということは自身に能力がなかったから。
〈運不運〉
- 成功した人は、たいてい運がよかったと言う。失敗した人は、たいてい運が悪かったと言う。運が悪かったけれど成功したと言っている人は、たいしたことはやっていない。
〈年齢と可能性〉
- 歳だからできないと言っている人は、若いころから何もしていない。
- まだ若いからできないと言っている人は、適齢期がきても何もしない。
- できない原因を自分以外にさがそうとする人は、一生何もできない。
〈失敗〉
- 「失敗するかな」と思うと、たいてい失敗する。
- 「成功させるぞ」と気合を入れると、たいてい失敗する。
- 「成功でも失敗でもどっちでもいい」とひらきなおっても、やはり失敗する。
〈事実〉
- メディアを通すと、事実が少なからず歪む。自分で判断すると、事実はさらに歪む。
〈ノウハウ〉
- ノウハウを聞きにくる人は、たいていやらない。ノウハウを聞いて詳しくメモする人ほど、その通りにやってもうまくできない。
〈才能と努力〉
- 才能のない人ほど他人に見えるところでは一生懸命努力するが、それ以外の時間は努力せずに悔やんでいる。
〈仕事と生き甲斐〉
〈情報通〉
- 情報に敏感な人は、それ以外の情報にはからきし疎い。
- 情報通の言うことは、たいていまちがっている。
〈流行と人気〉
〈情報〉
〈詐欺〉
- ウソにだまされるのは、事情に「少しだけ」詳しい人。
〈精神的強さ〉
- 精神的強さとは自分の弱点を克服することだろうか、それとも自分の弱点に気づいていないことだろうか。
- 精神的強さとは物事に動じない事だろうか、それとも物事に鈍感な事だろうか。
〈下積み〉
- 下積みを続けたところで、その先にあるのは相変わらず下積みである。
〈豊富な話題〉
- 話題が豊富な人は、どこへ行っても同じネタの豊富な話題で語る。
2006年
〈壁〉
- ひとつの壁にぶちあたるとき、新たなる可能性が芽生えはじめる
- 壁にぶつからないのは、天才か、たいしたことやっていないかのどちらか
〈限界〉
- 人間やればできるなんて嘘。そう言う人は簡単なことしか成していない
〈努力より才能〉
- 努力(経験の積み重ね)よりも才能(直観力)が、最後にものをいう
〈課題〉
〈生きる支え〉
〈途中で投げ出す〉
- デレデレ引きずるくらいなら、思いきって投げ出したほうがマシ
- 妥協しながらつづけたところで上達はしない
〈無理する〉
〈長続き〉
- 長続きするのは情熱があるからだろうか、それとも惰性だろうか
〈成功するために〉
- 野心
「身分不相応の思い」がなければ大きな飛躍は望めない
- 執拗さ
一定期間「執着」しつづけなければ高い壁は越えられない
- 楽天的
大きな目標ほど失敗の可能性は高い。「どん底から這いあがる精神」がなければ再起は望めない
〈冒険に必要な要素〉
- 知識や経験はあまり役に立たない
- 斬新なアイディアを創りだす「想像力」、それを実行する「集中力」、そして能力を飛翔させる「ぶっ飛んだ精神構造」。これらがあれば体力、技術、精神力などあとからついてくる
〈冒険で苦しいとき〉
- 最も苦しいのは次なるテーマを模索しているとき。次に旅立ち前。実践はオマケみたいなもの
- 冒険の最中は苦難の連続だが、テーマを模索しているときの不快感にも似た焦燥感はない
〈自然体に生きる〉
- 自然体に生きると言っている人ほど、言動が不自然。
- 自然体に生きると言っている人は、たいていだらけて沈んでゆく。
〈周囲の評価〉
- 周囲の評価が判断基準になっている人ほど、周囲から評価されていない。
- 周囲の評価が判断基準になっている人は、利用しやすい。
- 行為に充実していない人ほど、周囲の評価を求める。
〈途中で投げ出す〉
- 途中で投げ出すのはよくないと言っている人ほど、やっている事は中途半端。
- デレデレつづけるくらいなら、途中で投げ出したほうがマシ。
〈成功と失敗〉
- 課題がやさしいほど成功率は高まる。未知の分野に踏み込むほど失敗率は高まる。
〈熱い語り〉
- 熱く語られる内容は、たいてい誰にでもできること。
- 情熱のない人ほど、能力のない人ほど、自分の成したことを熱く語る。
〈応用〉
- 基本がしっかりできていても応用で生かせるとはかぎらない。
- 応用で問われるのは、反復練習による努力よりも、未知の領域に踏み込む勇気。
〈ストイック〉
- 才能ある人は、ストイックに追求しても楽しめる。
- 才能ない人が、ストイックに追求すると、ただの苦痛になる。
〈なんとかなる〉
- なんとかなると言っている人ほど、危機に直面するとパニックになる。
- なんとかなったということは、元々どうってことないことだった。
〈見せかけの知識〉
- 知識がない人ほど、説明したがる。知識がある人ほど、無知を装う。
〈謙遜〉
- 才能ある人が謙遜すると謙虚になるが、才能ない人が謙遜すると見栄になる。
2007年
〈やる気〉
- 才能ない人は、飲んだ席でのみやる気をしめす
- 才能ある人は、窮地に陥ってはじめてやる気をしめす
〈登山歴〉
- 酒飲んで自慢話していた年数
- 素人相手にベテラン面(づら)していた年数
- 成果とは無縁だった年数
〈ムダな体験〉
- 才能ある人は、ムダな体験をエネルギーに転換する
- 才能ない人は、ムダな体験を悔やむだけで終わる
〈ぶつかる〉
〈中途半端な青春〉
- 青春時代が冴えなかった人ほど、後年に武勇伝を語る
- 中途半端に生きた人ほど、自分の青春は完結したと思い込む
〈習得〉
〈きれいごと〉
- きれいごとをいっていたら、物事はきれいに流れていかない
〈目標と成就〉
〈上達と才能〉
- 才能ある人は、歳とともに賢くなる
- 才能ない人は、歳とともにダメになる
〈自慢話〉
2008年
〈過去の栄光〉
- 現役時代に冴えなかった人ほど、過去の栄光にしがみつく。
- 過去の栄光の多くは、客観的に見ると栄光に値しない。
- 過去の栄光とは、語り手にとっては最高に気持ちの良い、聞き手にとっては最高に不快である特殊なトーク。
〈自信を得る秘訣〉
- 実践せずに傍観者になる。
- 上をいっさい見ず、下ばかり見つづける。
〈自信と才能〉
- 才能なき人は、基本編をマスターした時点で満足感を得る。
- 才能ある人は、応用編をマスターしてもまだ満足しない。
- さらに才能ある人は、究極まで追求しても一生満足することはない。
- 才能なき人の方が、安易に幸せを手にできる
〈干渉〉
- 判断力に乏しい人ほど、干渉する。
- 中央(専門分野)で相手にされない人ほど、干渉する。
- 暇な人ほど、干渉する。
- 干渉する人の多くは、心配からではなく、自分を認めてもらいたいから。
- 才能なき人が干渉しても状況はさらに悪化する。
〈言葉と行動〉
- ペンは剣よりも強し、とはたいてい行動しない人の座右。
〈逃避〉
- 行動とは、思索からの逃避。
- 思索とは、行動からの逃避。
- 追求とは、別の何かからの逃避。
- 生きるとは、死の恐怖からの逃避。
〈言い訳〉
〈努力〉
- 努力とは、才能なき人の暇つぶし。
- 努力とは、才能なき人の机上の空論。
- 努力とは、失敗に対する最大の口実。
〈神頼み〉
〈いつか〉
- 才能ある人の「いつか」は、きっとやってくる。
- 才能なき人の「いつか」は、永遠にやってこない。
- 「いつか」が実現してしまうと、たいてい虚しくなる。
〈気づく〉
- 早く気づいた方が、幸せになれることがある。
- 遅く気づいた方が、幸せになれることもある。
- もっとも幸せなのは、一生気づかないこと。
- 気づくことの多くは、たいてい悪い点。
〈伝える〉
- 伝えたい人ほど、伝わらない。
- 伝える工夫を凝らすほど、真意は伝わらなくなる。
- 理論が正しくても感性が異なれば、伝わらない。
- 伝わる人には、黙っていても伝わる。伝わらない人には、わかりやすい言葉にしても伝わらない。
- 伝えることによって、敵味方がより明瞭になる。
〈信憑性の薄い人〉
- 訊きもしないのに、説明をはじめる。
- 多読で博識だが、見識が浅い。
- 好奇心旺盛で行動力あるが、追求は浅い。
- 専門分野に長けているわけでも、快楽に浸るわけでもない。
〈他人からの評価〉
- 他人から高く評価されるときは、社交辞令かよく理解していないかのどちらか。
- 他人から低く評価されるときは、たいてい的を射ている。
〈中途半端〉
- 中途半端な人ほど、大げさに語る。
- 中途半端な人ほど、「半端じゃない」と感じる。
- 中途半端でも楽しければ良いと言っている人ほど、楽しんでいるわけでもなく成果にも乏しい。
〈冒険論〉
冒険(登山)に必要な要素
- 登山でもっとも重要なのは、努力(経験)よりも才能(運動神経)。
- 冒険でもっとも重要なのは、努力(経験)よりも才能(斬新な発想)。
- 才能なき人は、未知の領域にトライするよりも、説得力のない説教をしたり、自慢に値しない自慢話をしたり、知ったかぶりの薀蓄(うんちく)を傾けた方が幸せになれる。
成功と失敗
- 成功しなければ冒険でない。
- かんたんに成功するのは冒険ではない。
出発前の心境
- 出発前のもの悲しい気持ちが大きいほど、道程は充実する。
- 挑戦の意味に虚しさを感じるほど、充実感は増す。
2009年
〈人の可能性〉
- 二十代前半までにできなかったことは、99パーセントできない。
- そんなことはないと反論する人の99パーセントは、反論するだけで行動に移さない。
〈努力と公言〉
- ほんとうに努力している人は、たいてい黙って行動している。
- 黙っているからといって、努力しているとはかぎらない。
2010年
〈目標〉
- 目標に執着する人は、たいてい大衆受けが目的である。
- 目標に執着する人は、たいていイメージできる範囲内の行動で終わる。
- 目標に執着する人は、たいてい他人の足跡を辿っているだけである。
- 目標に執着する人よりも、目標に執着しない人の方が、良い結果を出せる。