書評を書いた。 厳冬の真っ暗闇のグリーンランド北部の80日間のひとり旅を綴った『極夜行』(角幡唯介著)。 事情に明るい人が見ても発想も行動も特化しとる旅だけれど、一般大衆にも共感できるように噛み砕いて書くのがこの著者の手法である。 難解な最先端の化学の研究を、化学反応式を用いずにわかりやすく説明して、なおかつ楽しめるかんじ。 深い行動ができて書けるのが角幡唯介。 そういう本の書評だ。