2月もきょうで終わり。
1カ月の三分の二は、寒波襲来の津軽の山で過ごす。
凍ったテントのなかであれこれ考える。
厳冬アラスカの山で合計846日(16冬で)過ごした栗秋正寿の世界をおもった。
オイラごときの拙い経験であれこれ発信(表現)してしまっていいのだろうか。
いやだからこそそうしたジレンマみたいなおもいを発信(表現)したい。
今月はあっという間だった。
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画像は、今季最強寒波襲来の津軽。
昨夜のトークイベントだよ。
国分寺のびぃだまにて。
いろいろな人たちが来てくれた。
島根、鳥取、山梨など日本全国各地から。
「岳人」最新号のトップ頁に登場する2歳半から山に登っている中学1年生、昨年末に『大丈夫 君の未来はきっと明るい』(安田順治著)の著者。そして山で挨拶されたのに無視した人まで。
あと今回いきなりパソコンから大型画面への接続がうまくいかず。
このアクシデントは2回めで、1回めはべつの店。
はじめて接続がうまくいかなかったときほどは慌てなかった。
他人がうまくいかず慌てる姿って、冬のカナダや冬の津軽のはなしなんかよりも、遥かに楽しいみたいだよ(笑)
今回も行ってよかった。
とつぜんの腰痛悪化で動けなくなることを予測して、何かあっても生き延びれるように、10日分の食糧と燃料を担いで入山する。
連日つづく大雪。下山した日の積雪4メートルを越えていた。
街でも例年にくらべて倍ちかい雪の量。
そして冬の津軽の山ではめったにない快晴にめぐりあう。
ごくたまにしか晴れないからいい。
冬の津軽の山は10年間で200日ちかく入山している。山の頂には数回立った。