The Tribeでトークイベント「長期間&長距離 登山家列伝 第4回目 和田城志」
昨夜のThe Tribeでのトークイベント「長期間&長距離 登山家列伝 第4回目 冬季黒部横断30回・剱の怪人 和田城志」だよ。
和田城志の第一線で活躍していた期間は長い。学生時代から四十代後半まで雪の剱岳や黒部、ヒマラヤの登攀を実践。五十代、六十代は長期(1〜3カ月)の歩き旅、七十代はヨット旅。
十代、二十代で「力のかぎり登ろうぜっ!」と熱く語る人はすくなくないけれど、5年、10年すると「オトナになりなよ、、」に変ってしまう。あらためて和田城志の持つエネルギーをかんじた。
また雪の剱・黒部の登攀史を編纂した実績もひじょうに大きい。先人の足跡があってこそ、現在の先鋭的なクライミングはある。
今回の告知文や雪の剱・黒部の記録整理の一部は、暖房の効いた図書館などではふさわしくないとおもい今季最強の寒波がやってきた青森のドカ雪のなかテントを張ってやった。
【和田城志(わだ せいし)|1949年(昭和24年)、高知県香南市生まれ】
豊かな自然につつまれた南国土佐で育つ。少年時代より海辺で野宿や焚き火をして過ごす。高校時代、四国の三嶺で初めての雪山を経験。大学山岳部で本格的登山をはじめる。大阪市立大学工学部応用物理学科中退。
冬の黒部横断、トライ30回、成功15回。主な記録に83年鹿島槍〜十字峡〜剱沢大滝(積雪季第2登)〜剱岳八ツ峰北面滝ノ稜(積雪季初登)、93年鹿島槍〜十字峡〜黒部別山トサカ尾根東北支稜(積雪季初登)〜剱岳八ツ峰北面菱ノ稜(積雪季初登)。
78年ランタン・リルン(7245m)南東面(初登)、84年カンチェンジュンガ(初縦走)、85年マッシャブルム(7821m)北西壁(初登)。ナンガ・パルバット(8125m)、トライ3回。
五十代半ばよりヨット旅や長期の歩き旅をはじめる。2012年と13年には合計5カ月間、徒歩によるネパール全山群東から西まで横断。近年はヨットで北前船航路を辿る。野宿しながら昭和のかおり残る飲み屋をめぐる自転車旅も好き。
著書に『剱沢幻視行 山恋いの記』(東京新聞刊)。大阪市立大学山岳会、サンナビキ同人。