先週読んだ本。 『シリアの家族』(小松由佳著) 10年以上におよぶシリア内戦の取材。 まずこの著者の人生が激動シリアとおなじくらい波乱に満ちている。 落胆や絶望に遭遇しても、あらたなる自分に出会えるチャンスとして捉えてしまう。 好奇心の強さ。 先が見えない日々を生き抜く力は、いたってアルパインクライマー向きではないか。 由佳さんは、東海大山岳部出身。現役時代は年間山行日数200日。 (オイラの最高でせいぜい150日(笑)) 二十代でK2(8611m)の日本人女性初登頂したり、シスパーレ(7611m)北東壁を試みたりしている。 そうした経歴を経て、いまの写真家としての人間へ、とりわけシリア難民へのまなざしがあるのではないか。 もはやどうにもならなくなったときどうすればいいのかに対するヒントが、この本にあるかもしれない。