昨夜読んだ本。 『鷹と生きる 鷹使い・松原英俊の半生』(谷山宏典著) ・ほんとうに好きなことに出会えた人って、モチベーションや競争心の概念がうすい。やみくもに技を高めるのが目的ではなく、ただ鷹と狩りをするのが目的なのだから。 ・ほんとうに好きなことに出会えた人って、まわりがたいへんでついていけなくなって離れてゆく人もけっこういる。いっぽうで後押ししてくれる人もあらわれる。 自分には鷹狩り以外にやりたいことはほとんどない。
才能って技術とか体力とかコツコツ積みあげたすえに仕上がるものとはちがうとおもう。 そのヒトそのもの生き方そのもの、といった無意識のうちに選択していたものこそが才能なんじゃないだろうか。 気がついたらのめりこんでいた。社会から降りていたことに気づいたのは人生の晩年だった。それでも悔いはない。 そこまでくれば才能とよんでもいいのかもしれない。
冬が終ってしまったなぁ、あっという間に。 そんなせつないおもいが、つぎの冬のあらたなる旅を、つくりだしているのかもしれない。