冬の津軽を1週間ほど旅してきた。 なぜだかわからないけれど、この地に魅かれた。 地味すぎるなかで、どこか深みのようなものをかんじる。 沈鬱と寂しさと閉塞感とがないまぜになって、独特の存在感をつくりだし強靭な生命力みたいなものをかんじた。 冬の津軽、そこは本州の極地だった。
年明けに連日猛吹雪の津軽の山に行ってきた。 バスを降りてすぐにワカンを履いても太ももまで潜るラッセル。 稜線に出てからも吹雪のために視界はほとんどなく赤布を立てながらすすむ。 山頂直下(とおもわれる)で完全にホワイトアウトで断念した。 恐るべし厳冬の津軽。。。
クリスマス寒波に異例の大雪というコンディションのなか富士山に行ってきた。 山麓から歩きはじめてひたすらラッセル。深いところでは胸くらいまで潜る。 9合目から上はツルツルのアイスバーン。耐風姿勢の合間にすすむ。 山頂に立つために山麓より3日間も費やした。
年末年始は地吹雪の荒れ狂う津軽の山に行ってきた。 山麓の車道ですらホワイトアウト。 厳冬の極北カナダの大自然にも負けず劣らず。日本にもこんなにスゴイところがあったんだね! * ところで、年末年始はどこの山も大荒れだったみたい。 あちらこちらで閉じ込められた人がたくさんいた。なかにはそのまま帰らぬ人になった。 自分はかろうじて下山した。 予定を大幅に割愛しちゃったけど、正しい判断だったのかな。 正しい判断と根性なしって、紙一重のところにあるんだよな。
5合目から山頂まで2時間55分。 保守的なチンチクリンは、1日費やしてヒーヒーいいながら登るのかな? でもトップ・アスリートから見れば、まったりハイキングだね(笑)