最近の登山者もガイドもどうしてレインウェアの防水機能やテントの耐風性とかに、ぐだぐだぐだぐだぐだクソうるせえんだよッ!
どうせ大雨だったり台風だったりすれば、すぐに山降りちまうんだからぜんぜん関係ねえじゃんかよッ!!
連休中の日本の人気の山って、まさにクレイジージャーニーの世界じゃない。
だって畳一畳に3人とか4人とかで寝る。
トイレが1時間待ちだとか。
槍ヶ岳の穂先が大渋滞で往復4時間だとか。
クソ・オヤジどもはやたらキレまくる。
おまけにヘタレ登山者ときたら恐怖とパニックであり得ないムーブでクサリ場やハシゴを登る。
ハッキリ言ってアレックス・オノルドのエルキャピタンのフリーソロやヴォイテク・クルティカのヒマラヤの氷壁登攀よりも遥かに、いつ落ちて死んでもおかしくない登り方しちょるよ。
クレイジージャーニーに出演した人を何人か知っとるけど、みなトイレくらいゆっくりするし寝るにしてもせめて畳一畳くらいのスペースは確保する。
登り方にしたってみなきわめて精神も身体も安定して登る。
さらに山とか自然のなかではみないたって穏やか。
それ考えてみると、、、
やっぱり連休中の日本の人気の山ってクレイジー三昧でござるよ。
海外のバラエティ番組とかで放送したらどんな反響があるのかな(笑)
やっぱり植村直己に憧れて山とか冒険とかやってるんですか?
そう問うてくるのってすごく浅くねえ。
もちろん植村直己に憧れる人が多のはたしかだけど。
植村直己だけじゃないから。
医学部に進学した人に、野口英世の伝記を読んだのがきっかけですかっていちいち訊くようなもんだろう。
なんでもかんでも誰でも知ってるような著名人に絡めねえでほしいなッ!!
「ねえ、経験者ってどういう人たちのこと?」
「頭が固くって新しい試みに対する臆病者のことだよ(笑)」
植村直己が厳冬マッキンリーに消えてから35年になる。
(1984年2月12日に単独登頂に成功したのち行方不明)
遭難の原因はいまだに定かでない。
さまざまな憶測が飛び交う。
ノンフィクション作家の角幡唯介は、年齢的な焦りではないかと推測する。
植村直己が亡くなった43歳という年齢は、説明するまでもないが体力は低下しはじめる。
これまでに数々の業績を残してきたけれど、それでもやりたいことやできていないことはまだまだある。
そうした焦りがあるからこそ、身体を動かしていないと不安になったのではないかと。
植村直己の亡くなった43歳を10年越えて53歳の自分も、スケールこそちがえどいまかぎりなく似た心境になっている。
自分の身体の故障がどんどん増えてゆく。
こんなはずじゃなかったのに。
山に入る度にそう痛感する。
だからといってどうすることもできない。
激しく行動しているときだけ一時的に年齢的な焦りから解放される。
身体を動かしていないとさらに不安になる。
悪循環のはじまりであることはわかっていながら、やめることはできない。
※なお角幡唯介のコメントは、ビーパルの記事を参照
目標があると、それなりに高いところに到達できる。
目標なんて枷などないほうが、もっと上まで行けてしまうこともある。