映画評を書いた。 『残された者 ―北の極地―』 いわゆる遭難もの。 映画はぜんぜん観ないし、映画のことはさっぱりわからない。 映画評も読んだことがない。 でも長期間にわたって隔絶された場所を歩いたことは何度もある。 通信機器を持たずに隔絶された場所で、骨折したり酷い凍傷は何度もある。 自分がほんとうに追いつめられたとき、どう対処すればいいのか。 どうにもならなくなったときに最後のさいごは、潔く自死するしかないのだろうか。 理不尽の集合帯のような状況下で、果たして正解を見いだすことができるのだろうか。 そもそも正解など存在するのだろうか。 今回の映画評を通してこれまで頭のなかでもやもやしていたことが、いろいろと整理できた気がする。 11月8日金曜日に公開。 http://www.arctic-movie.jp/